耳の病気
外耳炎
主な症状
- よく耳をかく
- 壁やドアに耳を擦りつける
外耳炎の症状については悪臭のする黄色や茶褐色の耳垢が外耳道に溜まってしまい拭き取っても出てくるようになっています。
治療法
検査によって菌を確認できたらそれに合った抗生物質や、抗真菌剤を投与します。
耳道に軟膏やクリームの薬剤を使うときには耳毛を抜き、耳をきれいに拭って消毒します。
ダニや真菌が発生すると耳掃除ばかりしていても、皮膚を傷つけたりして炎症を悪化させてしまいます。
耳垢があれば不健康な状態と考えて、生活改善に取り組むことが治療、予防の第一歩です。
内耳炎
主な症状
外耳感染症を治療せずに放置すると、感染は中耳や内耳にまで進行し内耳炎になります。
耳の打撲などが原因でなることもある様です。
疾患は、単なる外耳炎よりも治療が困難です。
治療法
早期に副腎皮質ホルモン薬などの投薬で改善します。
ですが、難聴になってしまうと、薬での治癒はできません。
耳垢があれば不健康な状態と考えて、生活改善に取り組むことが治療、予防の第一歩です。
目の病気
角膜炎
主な症状
- 角膜が白く濁る
- まぶたが痙攣(けいれん)
- 涙が多量に出る
- 目ヤニが多い
症状としては目を前足でこすったりするまぶたの開閉をくり返すなどの行動を起こします。
そのほかに結膜炎と違い黒目が白く濁るなどの症状がでます。
治療法
結膜炎角膜炎の治療は、まず原因を突き止める事が第一です。
原因が判明した後で原因に合った治療を行います。
症状を抑える為に点眼薬を投薬しましょう。
結膜炎
主な症状
- 目ヤニが多い
- 目の結膜が充血したり腫れたりしている
犬さんが目を強くこする・目に毛が入るなどの物理的な刺激・シャンプーや薬品などによる刺激・ ほこりや植物種子・毒物性スプレー・細菌などの微生物が入ってしまうという事が考えられます。
新生子結膜炎は、生後間もない子犬が眼を開く前後、約10~14日の間に起こります。
治療法
まず原因が何なのかをつきとめましょう。毛が入っている場合は、毛を取ってあげましょう。
細菌感染が原因の場合は、抗生物質の目薬や眼軟膏で治療をします。
シャンプーなど化学薬品が原因なら、目の洗浄が必要です。
皮膚の病気
ノミアレルギー皮膚炎
主な症状
- ひどいかゆみ
- 体をよくなめる
- かく
- フケが出る
- 毛が抜ける
- 頻繁に体をかくので傷ができ化膿する
- 出血する
治療法
治療としてはノミを駆除し、再寄生を予防します。
犬さんとともに周囲の環境も整えます。
また、ノミはイヌ条虫という寄生虫を運ぶ役目も行うので、ノミの駆除は大切です。
ノミの駆除は動物の身体に寄生して、成長してるノミだけではなくて、犬小屋等にはノミ殺虫剤などで徹底的に駆除し、家庭内での移動スペース部分も考えなければいけないです。
予防・改善には、発症原因をできるだけ排除する事、根本的な体質改善と免疫力を高めるように第一に考えてください。
シャンプーや外用薬の使用など、皮膚のコンディションを良くするためのケアも必要です。
ヘルニア
椎間板ヘルニア
主な症状
椎間板ヘルニアが発生すると、神経麻痺や痛みによって、背骨を触ると痛がる、足を引きずる、ふらつく、段差の昇り降りを嫌がる、起立困難、元気がなくなるなどの症状が現れ、放っておくと、半身不随になる恐れがあります。
自分で判断せずに動物病院で診てもらうようにしましょう。
椎間板ヘルニアは、跳んだり体をねじったりなどの激しい運動や、老化で骨がもろくなることで頭部や胴体の重みを支える脊椎の、特にクッションの役割をする椎間板への負担が大きくなり損傷することが原因で起こります。
椎間板が損傷すると、椎間板内部の髄核が飛び出して脊髄を圧迫するようになり、これが麻痺や痛みの原因となります。
- ミニチュア
- ダックスフンド
- ビーグル
- シーズー
- トイ・プードル
- ペキニーズ
- パグ
治療法
椎間板ヘルニアの症状がまだ軽いうちであれば、ステロイド剤などの消炎剤などで患部の痛みを抑える内科的治療をおこない、ケージのなかでしばらく安静にさせて運動を控えるようにします。
神経麻痺や痛みがひどく、足が動かないなどの重度の場合は、外科手術で脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除きます。
手術後はリハビリをおこなって、神経の機能回復を図ります。